『Fuji Sankei Business i』の「わたし起業しました」に登場

2005年2月20日
 
 

日刊紙『Fuji Sankei Business i』2005年2月20日号の18面、シリーズ「わたし起業しました」で、松本が紹介されました。

わたし 起業しました      

シニアに的絞りコンサル活動   アリア社長  松本すみ子さん

 23年勤めた会社に別れを告げ、48歳にして起業したアリア社長の松本すみ子さん。企業広報の仕事で培った人脈をフルに生かし、シニア層のカウンセリングから中小企業の広報サポートに至るまで幅広い事業で多忙な日々を送る。

 東京・銀座の五丁目の歴史を感じさせる雑居ビル。ここにアリアのオフィスがある。現在、シニア向けのキャリアコンサルティングサービスやマーケティング、ウェブサイトの制作、執筆活動など、IT企業の広報で磨いた長年のスキルを生かしたビジネスを展開する。

 「半分はビジネスで、半分は好きなことをしています」と話すように、アリアとしての事業に対し、NPO「おとなの暮らしと仕事研究所」の代表理事の顔を持つ。主に、50代を対象に、アクティブに生きるための仲間づくりや活躍の場づくりをサポートするほか、インターネットでの情報発信を行う。

 なかでも、ソニー・コンピュータエンタテインメントの協力を得て、シニア向けに家庭用ゲーム機「プレイステーション」の楽しみ方をレクチャーする指導者養成も行っており、仕事の創出にも一役買っている。NPOの活動はボランティアとなるが、「もともとやりたかった領域なので、楽しんでいます」と素直に語る。

 大学卒業後、IT企業の広報担当としてマスコミ対応などに長年携わってきた。社内では、順調に課長、部長と昇進した。一方で「広報という仕事柄、多くの人と会うなかで、30代半ばからは、起業したらどうかと誘われるようになりました」と振り返る。

 定年まで同じ会社で働くつもりでいたが、次第に将来像が描きにくくなり、会社に残るか独立するか悩むように。そんな矢先、会社で不祥事が発覚。思うような仕事ができなくなったことを機に退社を決意した。

■原点に立ち返り

 広報時代に知り合った新聞記者と意気投合し、ベンチャー関連の新聞を発行する会社を設立した。しかし、会社を辞めることだけ考え、「新会社で何をやるか」といった基本方針を二人で詰めていなかったため意見が対立し、半年で自ら身を引くことに。投資したうち数十万円は自分の元には戻らず「高い授業料になりました」と苦笑する。

 そこで、今一度「自分がやりたいことは何か」「好きなことは何か」と原点に立ち返り、学んできた心理学やシニアの相談に乗るボランティアの経験を生かそうと思い立つ。もちろん、広報担当として長年培った人脈もフルに活用した。

 「前の会社で、優秀なSE(システムエンジニア)が、あまりの仕事のきつさに精神的に参って辞めてしまう例が多く、何か途中で手を打つことができないか考えていました」という体験も、コンサルティングへの道に近づけた。

 松本さんは、自らの体験から企業するには「1年くらいは収入がなくても大丈夫という強い気持ちが必要です」と話す。さらに「会社を辞めたくなったときに、あせってしまうのはよく分かりますが、何をしたいか、という思いや知識もなく起業をすることはお勧めしません」とアドバイスする。

 本当は旅行好きだが、あまりに多忙で行けずじまい。もっぱらのストレス解消は、起業仲間や友人とお酒を楽しむこと。オフィス近くの銀座に店の探索にはまっている。近日中に、独自取材による銀座のお店情報をホームページへ掲載することも検討しており、活動の領域はまだまだ広がりをみせそうだ。

まつもとすみこ:宮城県生まれ。早大一文卒。IT企業で主に広報畑を歩む。在職中に電話相談などのボランティア活動を開始。99年に退職後、友人とベンチャー関連の新聞社を起業するも意見が合わず半年で脱退。シニアルネサンス財団のシニアライフアドバイザー資格取得。00年5月にアリアを設立し、現在に至る。

アリア:2002年5月設立。シニア世代へのライフスタイル提案や広報カウンセリングのほか、執筆、講演などを行う。

   

 
 
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