コラム『松本すみこのシニアライフ』 No.6

 

ボンドガールは51歳!

2015年11月20日

 
 

12月に公開される007の最新作「スペクター」には、51歳の ボンドガールが登場するとか。なので、ぜひ見に行きたいと思っています。あの007で大人の女性をどう描いているか、興味津々。

ネットの紹介記事によると、史上最年長のボンドガールを演じるのは、イタリアの女優モニカ・ベルッチさん。ボンド役のダニエル・クレイグさんは47歳なので、4歳年上です。

マフィアの夫を殺害され、組織の秘密を抱えた女性だそうで、ボンドを誘惑するシーンももちろんあり。監督は「若く見せる必要はない」とおっしゃっているそうです。この監督、よくわかってる!

ハリウッドは「若さ信仰」が根強いとか。でも、日本のほうがもっと強いような気がします。女子高生、女子大生をことさら取り上げるテレビ番組なんかは、制作者の趣味を露骨に見せられているような気がしてうんざり。

一方、大人と取り上げた番組というと、加齢による寂しさや切なさを強調したものがほとんど。もちろん、それはありですが、それだけじゃないはず。高齢者がメインの番組に至っては、病気や介護、下流老人とか老後破産なんてことばかりを取り上げます。

私のところには、時々、番組の制作者から、こんな条件の人がいたら、紹介してほしいという依頼がくることがあります。いわく、今は優雅に暮らしていても老後破産しそうな人、あるいは、一人暮らしで生活が大変な人...。

はっきり言ってお断りしています。後から、その番組を見てみると、たいていは興味本位に、「大変だよねえ」みたいな安直な番組が多いからです。

日本は「嫌老社会」だと言っている人がいましたが、年をとることをマイナスイメージで紹介することが多いのが一因かもしれません。65歳以上の認知症予備軍が20%というニュースがありましたが、見方を変えれば、80%は予備軍ではないということ。実際に年を取ってみれば、面白くないことばかりではないことを知ってもらいたいと思います。

世界に先駆けた超高齢社会・ニッポンの番組制作者の皆さん、発想を変えた作品を作って、世界に向けて発信してみませんか。60代のボンドガール風なんていうのも、いいかも。
無理?

 
 
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